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なかいち通信

ハリとお灸の話

⑤「気」を考える

当院の治療では、始めにしかるべきツボに電気をあて、
身体全体の「気」のめぐりを良くし、症状の改善を図っていきます。

 

「気」とはいったい何でしょうか。

 

中国の最古の医学書『黄帝内経』にも登場する言葉ですが、
そこでは生命活動を推し進める力とされています。

 

「気」は体内で経絡(けいらく)という通り道の中を流れ、
全身に栄養と活力を与えているものと捉えられます。

 

ところが、何らかの原因でその流れが滞ったり、詰まったりすると
身体が調子を崩したり、病気になると考えました。
滞りを改善し、全身のバランスを整えるのが、経絡上に現れた反応点(=ツボ)という訳です。

 

東京電気大の町好雄教授は「気」の正体を
遠赤外線にのった約1ヘルツの低周波のシグナルと解明しています。