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なかいち通信

ハリとお灸の話

㉜ 経絡 (けいらく) とは何か 1

 最近は何かと、東洋医学のことがテレビで取り上げられます。
その時によく出てくるのが経絡という言葉です。

 経絡とは何でしょうか。
 それは、鍼灸治療に用いられる概念で、主に経脈と絡脈から
なっています。

 鍼灸治療とは、「やった、効いた、治った」という事実に基
づいた経験医療です。

 身体に痛みがあり、体表の一部分を指で押さえるとラクになった。
古代中国人は、そんな体験を大量に積み上げ、長い年月をかけ伝承し、
そうしてできてきたのがツボです。

 さらに、膨大なツボの中から、内臓と体表・手足を結び付け、
人体をタテに分割する、12のラインを発見し、これを12経脈
と名づけました。
 また、12の経脈に付き従い、タテとヨコにまとうような8つの
ラインも発見し、奇経と名づけました。これらがいわゆる経絡です。

 では、経絡の働きとは何でしょうか。

『東洋医学』(学研、昭54年) によれば、経絡とは、内臓と体表に

分布し、生命活動の基本的要素ともいう「気・血」を全身にめぐらせ

生命活動をつかさどっているものとあります。


 患者さんにハリをすると約6割の方が、正に経絡に沿って身体が
温かくなると答えられます。気の作用により、血が経絡上を循環する
ため起こる現象と推察されます。