ハリとお灸の話
㉙「インターバル速歩」のすすめ
世界が注目する日本発のウオーキングがあります。それが「インターバル速歩」です。
「何歳からでも始めることができ、しかも誰もが確実に運動能力を維持できる」という優れものです。
そのやり方です。
ややキツめの「速歩き」と「ゆっくり歩き」を3分間ずつ、交互に繰り返します。それを1日30分、週4回やります。これだけです。
5カ月間続けると、膝を曲げ伸ばす筋力や「最大酸素摂取量」がアップし、10歳分の体力を取り戻す(10歳若返る)とのことです。(『インターバル速歩で健康になる!』宝島社)信州大学の能勢博 医学部教授が、8700人のデータを集めて開発しました。
ポイントは「速歩き」です。
ゆっくり歩く時よりも、男で5㎝、女で3㎝歩幅を広げ、自分の最大歩行速度の7割程度、ややキツくなる速さでサッサカと歩きます。無理は禁物、自分のできる範囲で行います。
おすすめの効能は次の3つです。
①足腰に筋肉がつき、インスリン感受性が向上し、空腹時血糖値の低下につながる。
②足腰の血流が良くなり、膝や腰の痛みが軽減できる。
③記憶を司る海馬の血流が増え、認知症のリスクが下がる。